瞳の中の想い出
一通り話すと長岡さんとあんたが険しい顔になった。


最初に口を開いたのは長岡さんだった。


「だから言ったでしょう。そんな奴と付き合ってちゃ駄目だって!!」



「別れたいんだけど、別れ話すると殺すとか無理矢理ヤられそうになるし…」



と言ったところであんたが間に入ってきた。



「そんな奴許せない。」



「えっ?」



「俺はそうゆう脅しとか暴力とかしてまで彼女を苦しめる男は嫌いなんだよね」



このときあんたの目が真剣であんたのことが凄く気になってしまった。



いまでも不思議だよ。
あたしがあんたを好きになった理由が。
心が枯れていたあたしに水をくれた気がしたんだよ。
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