36.0℃の熱帯金魚
あたしは、急に、今日の自分のファッションを気にする。
胸で結んだリボンは、子どもっぽく見えないだろうか?
ふわりと揺れるスカートは、甘過ぎないだろうか?
新品の桃色パンプスは、ちゃんとあたしを大人の女らしく見せてくれているだろうか……?
パステルカラーに染まるショーウィンドウに、自分の姿を映して、チラっと、確認した。
「大丈夫」という確信がほしかった。
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「いらっしゃいませ」
偶然見つけた理想の店に、
通い詰める花梨(カリン)。
しかし店員キリオの様子が、
徐々に変化していき……?!
***
「ねえ、キリオ
このまま時が止まればいいのに」
「じゃあ、止めちゃおうか?」
「え……?」
「ほらこれで、
永遠に
ふたりきりだよ」
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ボクが
それを失くしたとき
最初に辿り着いた結論は
よくわからないが
まあ仕方がないという
諦めだった
どういうことかって?
詳しく説明するのは
はばかられるので、
なんとか察してほしい
実はボクも、
事態を飲み込めていない
***
それは
ちょっと変わった
切ない、
ラブストーリー。
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エドモンドは、
悩んでいる。
この話を、
恋愛というジャンルに
振り分けても
いいものかどうか。
しかし、他に
分類のしようがない。
わかりやすく
純愛ということ
にしてしまおう。
エドモンドは
少し、自分に
甘いタイプ。
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…

