俺のまわりバカばっか。

帰ろうと下駄箱に行くと

彼女が知らない男と

親しげに帰ろうとしている姿を

目撃してしまった。


そういう・・・

ことだったのか。



悔しい。



僕は自分の愚かさを知る。


下駄箱の影で

うずくまって

彼女たちが去っていくのを

待っているしかなかった—。





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