プレイボーイとのラブバトル?
過去の記憶

誠司Side

ピンポーン...

『は~い、待って~っ!』

美鈴の元気そうな声を聞いて少し安心した。

今日から2週間バイトで一緒に帰れない。

だから少し美鈴が心配だったし怒ってたりしたらどうしようかと不安だった。でも今の美鈴の声で不安がとれた。

「誠司おはよ。」
「おはよ。」

そしていつも通り手を繋ぐ。
美鈴の手は小さくて冷たくて気持ちいい。

「ふああ~。ねっむ。」
「ふっ、でっけえあくびだな。」
「なっ///いいでしょ。朝なんだからっ!!」
こうやってすぐ表情を変えたり照れたりするところが凄く可愛くて好き。

「ねえ、誠司。」
「ん??」
「バイトでどんなことするの??」
「え...普通に働く??」
「ふーん。ってそうじゃなくてどこで働くとか...?」
「あっああ...あ、美鈴ほら、鈴木たち校門で待ってるからほら、ダッシュ!!」


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