プレイボーイとのラブバトル?

─────

「いらっしゃいませー。」

「わあ─。すっごい可愛い。」

お店の中は制服を着た
女子高生がたくさんいる。
たまにカップルも何組かいるけど。

「ここ女子のたまり場って
言われてるんですよー。あ、
座ってください。」

「うん♪」

すごい可愛いお店─。
こんなとこができたなんて知らなかった。
今度愛梨と来ようかなー。

「先輩。今日はおごらせてください。」

「なっ何言ってんの!?私が先輩
なんだ「そのかわり...
全部吐き出して下さい。」

え...?

「美鈴先輩が今心の中に閉じ込めようと
していることを。」

どうして─...。
みんな私をお見通しなの─...?

「美鈴先輩はミルクティーでいいですね?」

「うん.....。」

やっぱ、だめだよ。私。

「私もミルクティーにしよっと♪」

これ以上もう私は─...。

「じゃ、頼みますね。」

みんなを騙す事なんて...できない。

「先輩.....。」

気づいたら涙が溢れていた。
スカートに涙の雫が落ちていく。

「私、思います。先輩は鈍感です。」

「鈍...感?」

「栗原先輩。私と一時期付き合っているとき
全く笑いませんでした。優しいようで
冷たかった。幸せって私
思えなかったです。」

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