プレイボーイとのラブバトル?

誠司は私の目をじっと
見つめて何かを訴えている。

そんな誠司に私もこたえたい。

「...分かった。もう二度目はないから。
だから...ずっと一緒にいようね?」

何度も心配で確認してしまう。
だから誠司も私を安心させて。

「ああ。ごめんな?」

「ばかっ。」

ほら、誠司のせいでまた涙が
でちゃったよ。

私、もう涙でなくなっちゃうよ?

「泣くなよ。」

誠司は私の涙を指で何度もすくう。

「だってー.....ウウッ。」

嬉し涙ってこんなにいいものなんだね。

泣く事ってツライことしか
ないと思ってた。

だけど─、幸せな涙もあるんだ。

だから...私は嬉し涙なら
たっくさん出すよ。

だから悲し涙は流させないで?

「誠司が隣にいてくれたら...
泣かないよ?」

「っー...離れねえよ。ずっと─。」

それから深い深いキスをして
この世の元とは思えないくらい
愛を分かち合った。
キスをするたび私の胸は
花火の音よりもドキドキする。
キスをするたび誠司がここにいる。
私の目の前にいる。
私のいとしい人になってくれている。

それが...
何よりも幸せでした。
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