初恋は夢の中
酔っ払いも、お客も一段落ついた所で、男がペットボトルのお茶をくれた。



私はお礼を言い、お茶を一口飲み一息ついた…

「なんか…誤解させちゃってゴメンネ…」
男に謝った。


男は、イヤ…と言って細く微笑んだ。


「そういえば…、先生のコト忘れてた…。」

「あー、茂康さん?お祭りの途中に、足りないモノがあって隣町まで、買い出しに出てったから、もう帰ると思うよ。」


そうだったのか…
安心した私は、またお茶を飲んだ。


「そういえば…私、名前知らなかったんだ…。教えて?」
私は、男の顔を見た。


男は、高橋光浩と名乗った。
年齢は、私より5歳年上の26歳だ。

けれど、私と余り変わらない程の綺麗な肌と整った顔をした好青年だ。


私は図々しく、光ちゃんと呼んだ。



< 141 / 258 >

この作品をシェア

pagetop