初恋は夢の中
桃子は、興奮し過ぎて酔いが回り、そのまま寝てしまった…



私は寝ている桃子に、薄いタオルケットを掛けながら、進藤先生に、
「良く無事に、帰れたね…」
と、真剣に言ってしまった。

先生は私の言葉に、
コ、コラッ、美和子!
と、窘めた。


私は舌を出しながら、
ゴメン…と謝った。

「いや…、いんです。自分でも、良く海外から帰って来たと思って…」
進藤先生は、真剣に思っていた。

「で、でも、楽しかったんだから…。イイ想い出が、出来て良かったじゃない!」

気休めな慰めを、進藤先生にしながら、私は先生にも、
ねぇ?
と、助けを求めた。


先生も慌てて、
そうそう。
と、調子を合わせる。

進藤先生は、先生に言われたことに安心して、
そうですよね!
いいんですよね!
自分に言い聞かせる様に、ビールを一気に飲んだ。

「そうそう!今日は、飲もう、飲もう!」
ビールを進藤先生に、注ぎ足す。



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