初恋は夢の中
私達は、黙々と朝ごはんの用意をした…


リビングで、モソモソと桃子が起き出した。

進藤先生も、釣られる様に起き出す。


「あっ、美和子。おはよう…」
桃子が私に気付いた。

「おはよう…。朝ごはん、出来てるから顔洗っておいで…」
桃子に、タオルを渡す。

「あっ!美和子ぉ~、そのTシャツ!着てくれたのぉ~。すっごく、似合ってるぅ。良かった!そのTシャツ、絶体美和子に似合うと思って買ったんだぁ~」

私は、苦笑いをしながら、
あ、ありがとう…
と、お礼を言った時…
後ろで笑いを堪える、先生が見えた。

「ねぇ、桃子!先生もTシャツ着てるんだよぉ!見て見て、似合ってるでしょう!」

桃子を、先生の方へと行かせた。

私は、桃子の後ろで先生に舌を出す。


先生は、飲んでいたお茶でムセた。
そして、私を軽く睨んだが、知らんぷりをした。



きゃあっ!
先生もステキィ…
と、桃子の甲高い声が聞こえてくる…



私は、声を押し殺し笑った…



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