私を襲って、ツンデレくん。


ここは軽音楽部の部室、もとい音楽室だ。


部室はけっこう綺麗で広い。それに楽器も充実しているようだった。
それに部室は4階にあって窓から見える眺めもなかなかだった。



ん…?
そういえばここには私を含めて7人しかいない。


だいぶ少ないんだなぁ。



『今、部員少ないと思ったろ。』




「え!?ぶ、部長さん!!」



あ~びっくりした。
いきなり後ろから話しかけて来るもんだから驚いたよ。



『…あの、部員はこれだけなんですか?』




「ん?…あぁ。もう一人いるんだがそいつは幽霊部員でな。ほとんど部には顔をださん。』



部長さんは少し困った顔をして答えた。



「あ、そうなんで『ねぇちひろ!!今からみんなで自己紹介しようよ。鈴ちゃんも色々しっておいたほうがいいでしょう?』



うわ。さっきはテンパって気が付かなかったけど超美人。



『お~い。鈴ちゃ~ん?』




「…え!?あ、はい!!」



つい見とれてしまった。



気をつけなきゃ。



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