好きになんかなるハズ無い!!
モテ期?――ああ、人生で3回は来るって言う、やたら異性にモテる時期ね。


「そんなんじゃないと思うけど……」


私はまた紅茶を飲みながら言った。


「うん、美名は美人だからきっと中学元から共学でも、モテただろうね。美名結構男子に人気あるんだよ?」


紅茶を吹き出しかけたのを耐えて、ゴクリと飲み干した。


高いティーカップなんてお構い無しに、テーブルにガチャンと置く。


「なワケ無いでしょう!私Lieと身近な女って、距離持たれてんだよ!?人気があるワケ無いよ!!」


また李子が勝手な事を言ってると思い、怒鳴った。
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