好きになんかなるハズ無い!!
いつの間に、李子に私の気持ちがバレていたんだろう――――……


そう…私は、知らない間に洋夢の事を好きになっていた。


洋夢と慎之介の事だって、もう嫌いでは無い。


2人も好きだけど………恋愛の、“男の子”としての好きでは無いんだ。


私が“男の子”として好きなのは………貝堀 洋夢。


最近やっと自分の気持ちを自覚して、その内李子にも話そうと思ってたのに……すでにバレてた。


「アナタは超能力者ですか………李子さん」


右隣の李子は、得意な化学の授業の為、真剣にノートを取っている。


だけど私のノートは真っ白。
< 237 / 328 >

この作品をシェア

pagetop