好きになんかなるハズ無い!!
黒板と先生に向けなきゃいけない意識は、完璧にどこか別方向に飛んで行ってた。


夏休み……私は洋夢と出かける。


その場できちんと、告白の返事をしよう。


それから………利晴と慎之介の告白の返事をしなきゃ。


「なあ洋夢、利晴に問3の答え聞いてくれ!!オレ当たるのに分からねぇんだよ!」


慎之介がヒソヒソ声で洋夢に頼み、洋夢が利晴に伝える。


「答えは赤色」


頭のいい利晴が答えを言って、また洋夢が慎之介に答えを伝えた。


「ありがとな!」


ねぇ、慎之介。


「お前、静かにしろって」


ねぇ、利晴。
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