死せる朝日の会
「どうした? 何か心配事でもあるのか?」
既にぬるくなり始めているコーラを飲みつつ、俺はリンダを見る。
「ん~、いや、たいした事は無い。本当に下らない事なんだけどな、少し気になる事がある。」
その表情からは、たしかに微妙な空気を感じたが、こんな時だからこそ不安要素は無くしたい、
「とりあえず聞かせてくれないか? まだ時間はある、落ち着いて処理しよう。」
俺の言葉に、リンダは黙って話し始める。
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