死せる朝日の会
リンダは自分の携帯を取り出すと、手早く操作して俺の耳に近づける。 すると同じ曲が流れていた。
「昔と言っても、それは私達の感覚だな、現実には最新のヒット曲だよ。」
へぇ、最近か? わからんな、ジュンイは何故俺に聞かせたんだ? オリジナルヒナはもちろん知ってるんだよな? なんていろいろ考えていると、あの時と同じで涙が勝手に溢れてきた。
「ヒナ? どうしたんだ?」
リンダが心配そうに俺を見る。
「いや、大丈夫だ。 俺にもわからんが、オリジナルの記憶が作用してるんじゃないかな? 心配無いよ。」
そう、肝心なのは涙の理由ではない、何故パステルがこれを送って来たのか? 何か大きな理由があるのか? あるいはジュンイからこの事を聞いて、悪ふざけでやっているだけなのか? 結局なんなんだろうな、この曲は?
次にメッセージを開く、一瞬目眩がしそうな位に、びっしりと文章が書かれていた。 いろいろと無駄な内容が多いが、要約すると次のようになる。
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