死せる朝日の会
そして静まり返った礼拝堂内で、最初に口を開いたのはアイリスだった。
「はい、同意します。 私はヒナに命を預けています、それに私もヒナ同様、彼を仲間だと思っていますから。」
アイリスは、それだけ言うと座って俺に手を降っていた。 それを引き金に次々と手が上がって行く、それぞれの思いは違っても皆同様にヒナの提案に乗ってくれた。 そして最後にヒナは、ずっと下を向いたままのリンダの近くまで歩いていく、
「あとはお前だけだ、正直言って俺にもお前の気持ちは理解できない。 複雑だろうな? でも、これが現実なんだ。 お前が愛した男はあいつなんだよ、それは変わらない。 結論はお前自信が出すしかない。」
それだけ言うと、他のメンバー全員が立ち上がって部屋を出て行った。
「ジュンイの店で待ってる、話し合いが終わったら二人して来いよな。」
俺は全員が部屋を出るまで、みんなに向かって頭を下げた。 やがて、リンダは俺を見る。
「ラクス」
部屋が二人だけになった時、ようやくリンダが口を開いた。
「ん? どうした?」
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