死せる朝日の会

ユリスと…

教会に戻った俺達は、遅めの昼食を食べながら情報交換をしていた。
「俺とリンダは収穫無しだ。記憶も一向に戻る気配すらない。」
なんとなく申し訳ない気持ちになる。けど、戻らないものはどうしようもない。 せめて何か得るものでもあれば良かったんだが。
「気にするな。 そもそも簡単な話じゃないからな、いきなり前進はしないだろうよ。」
無骨な言い方ながら、アリがフォローしてくれた。 俺なんかよりずっとリーダー向きだと思ってしまう。
ちなみにアリは、ユリスと共に情報収集に出かけていたのだが、そっちも何も無く、最後にパステルが話し始めた。彼女は一人でアイリスに会いに行ったのだ。俺が受け取った手紙、そこに書いてある事の真実を確かめる為に。
「最初に結論から言います。アイリスの言っている事は、真実の可能性があります。 今まで一回もなかった事ですが、敵側のグループにも、ユリス記憶を持つ者がいるのです。 だから、アイリス達も確証があるわけではありませんでした。 しかし、毎回三人は現れるはずのユリス候補が、今回に限って二人しか確認されていない事から考えても、
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