余命365日
第一章

宣告

「なぁ、楓」

「ん~?」

「俺、肺がんやてー!」

「えっ…?」

いつも適当なことばかり言って

冗談すきで

人からかうんがすきで

よう笑ってる

ケンカが好きな

幼馴染のあいつが言った


冗談でも

言うてほしくなかった言葉を

あいつは今日も

へらへらしながら

笑って言った
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