貴方の愛に捕らわれて
「ぶわっはっはっは」
この鳥の巣頭をどうしたものかと考えていると、盛大な笑い声が…。
笑い声の主は龍二さん。
私の頭を見て、お腹を抱えて笑い転げている。
そんなに笑わなくても、いいと思う…。
涙まで流しながら笑い転げる龍二さん。
ちょっとだけムッとして、恨めしそうな視線を向ければ、頭上から「チッ」という不機嫌な舌打ちが聞こえた。
ソロリと仰ぎ見れば、太い眉毛をハの字に垂らして「どうすんだよ…」と弱々しく呟く猛さん。
途方に暮れる姿に、何だかすっごく申し訳なくて、「大丈夫ですから」って言っみたけど、大きな手は私の膨らんだ髪をグイグイと抑えつける。
そんな猛さんを見て「ひぃ~っひっひ」なんて声にならない声で、更に笑う龍二さんは、空気が読めない人だと思う。
益々不機嫌になった猛さんに、今まで黙って見ていた智也さんが、少し気まずそうに口を開いた。
「組長、その髪はブローしたら直りますから」