貴方の愛に捕らわれて
まあ、猛さんのように大きな体だと、沢山食べるんだろうけど、私のお腹にはオムライスだけで十分だ。
沢山食べる猛さんを想像すると、ちょっと笑えた。
しばらくすると、私の目の前に美味しそうなオムライスが置かれた。
猛さんの前には、お酒?らしきものが置かれる。
あれ?もしかして猛さんは晩御飯をもう食べちゃったのかな?
「俺の事は気にするな。冷めないうちに食え」
置かれたグラスを見ていると、そう言ってまた優しく微笑んでくれた。
『ありがとうございます。いただきます』
一口頬張ったオムライスは温かくて、とても美味しかった。
『すごく…美味しいです』
猛さんはお酒を飲みながら、私がオムライスを食べるのをずっと見ていた。
あんまり見つめられるから、恥ずかしさで更に心臓がバクバクしてどうにかなりそうだった。
けど、猛さんが時々見せる微笑みが嬉しくて、気が付けばオムライスを完食していた。