貴方の愛に捕らわれて
すごく喉が渇いていたから、ありがたく頂こうと体を起こそうとしたら、体に力が入らず起き上がれない。
そんな様子を見ていた猛さんは、いきなりベッドに上がり、そっと私を抱き起こしてくれた。
そして、なぜか私の体を、自分の股の間にグイッと抱き寄せた。
私の体は、猛さんの大きな体にすっぽりと包み込まれ、背中が猛さんの逞しい胸にぴったりとくっ付いている。
びっくりして固まる私に、グラスを差し出す猛さん。
「ん?どうした?飲まないのか?」
耳元で優しく囁く。
有り得ない状況に思考がストップしていると、口元に冷たいものが触れる感覚……
冷たい感覚にハッと我に返ると、心配そうな顔をした猛さんが、私の目を覗き込みながらグラスを口元に寄せていた。
私は、ただボーッとされるがまま、口元に添えられたグラスからコクリと一口飲んだ。