貴方の愛に捕らわれて
それは冷たくて、渇いた体に染み渡り、とても美味しかった。
私は続けて二口、三口………、コクコクと猛さんが持つグラスの中身を飲み干した。
「フッ…。まだ飲むか?」
気が付けばグラスは空になっていた。
猛さんは小さく笑うと、私の口元を拭ってくれた。
目元を緩めた猛さんに間近で見つめられ、私は恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら、俯いて首を横に振った。
トントン……
猛さんの視線に耐えられずに俯いていると、不意にドアがノックされた。
猛さんの「入れ」という返事で、ドアはゆっくり開いた。