記憶の桜 -花空残夢-


「私は新選組と一緒に行く。だから、一緒には暮らせない」




「そっか…、分かった」




愁は哀しそうな顔をする。




でも、すぐに凛とした姿になり、土方さんの方を向いた。




「姉上をよろしくお願いします」




「ああ」




彼は愁に頭を下げられ、戸惑いながらも頷いた。






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