蒼色キャンディ
「そんな事、させないんだから!!」


奏が天使に飛び掛かろうとするが、天使は飛んで避けてしまう。


「エイメルを返して!エイメルは何もしてないでしょっ!!」


そう奏は言うが、天使はいくら言っても無視して避ける。

しょうがなく奏はエイメルに向かって叫んだ。


「エイメル!貴方は私を守る天使なんでしょ!?貴方が捕まってたら意味ないじゃない!!」


「しつこいなぁ…」
「………ん……んぅ!!」


その時エイメルは目を覚ましたのか再びじたばたと暴れ出す。


「わぁ!いきなり暴れるな…きゃあ!」
「んむぅっ!?」
「エイメルっ!」


奏は落ちるエイメルを地面にぶつかる直前で受け止める。


「大丈夫!?エイメル!」
「んぅうん!むぅう!!」
「あぁっごめん!!」


奏は口止めに使われた物を外す。


「うぇぇえ〜!奏ぇぇ!」
「だっだだっ大丈夫だから!エイメル泣かないでよぉ〜!」


奏はエイメルの背中をぽすぽすと叩く。



こんな時だけ言える事。







羽が邪魔、かも………




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