ヴァンパイアヒューマン−桜−


『ありがとうございます』


ハクじぃはクシャクシャの笑顔を見せた。


『ねぇ、ハクじぃ。ジャックって覚えてる?』


ミーナは朝日を見つめながらハクじぃに尋ねた。


『覚えております。バロン剣士長が引き取った少年でございますね』


ハクじぃがそう言うと、ミーナは頷いた。


『実はそのジャックが…』


ミーナはハクじぃに今のジャックの状況を説明した。


『なるほど…今、彼はそんな状況なんですね』


ハクじぃはそう言って考え込んだ。


『ジャックを助けたいの。何か方法ってないかしら?』


考え込んでいるハクじぃにミーナは尋ねた。



< 330 / 574 >

この作品をシェア

pagetop