ヴァンパイアヒューマン−桜−
『ハクじぃ。あたしたちラルムブリッジへと向かいます』
朝食を終えたミーナはハクじぃに告げた。
『そうですか。わかりました、お気をつけ下さい。聖製水はラルムブリッジの私の家の地下の研究部屋にあります』
ハクじぃは食器を下げながら話した。
『うん、わかったわ。じゃあ、行こうかラッセル、ハート』
ミーナはそう言って椅子から立ち上がった。
『了解です』
ハートとラッセルも椅子から立ち上がり、3人はハクじぃの小屋を出た。
そして3人は聖製水を求めてガルディニア地方を後にし、懐かしきグラバドール地方へと戻ったのだった。