ヴァンパイアヒューマン−桜−
リュートは勢いよく白銀の長剣を振りかざした。
すると衝撃波がジャック目掛けてぶつかった。
『くっ…!!』
ジャックは衝撃波をくらい、大きくぶっ飛んだ。
そばにいたウィルも衝撃波の勢いでぶっ飛んだ。
『ジャック!!』
ミーナは心配そうに叫んだ。
リュートは長剣を片手にゆっくりとウィルの元へと歩み寄った。
『ぐっ!!』
ウィルはよろめきながら立ち上がろうとした。
そんなウィルの胸倉をリュートは右手で掴んだ。
『ヴィルグロース!!俺に…俺にもっと強大なパワーを与えてくれ!!』
リュートは大声で告げた。