悪魔と恋した3ヶ月



そんな声を聞いて、あたしの涙腺も緩みそうになる。



でも泣いちゃいけない。



あたしは憐の手をギュッと握った。



「お父さん、お母さん、…もう喧嘩しないで…?」

「由里…。」



ついにお母さんが泣き出してしまった。



あたしもつられて一筋涙が頬を濡らした。



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