悪魔と恋した3ヶ月



「由里、すまない。」



今まで黙っていたお父さんが言った。



「子供に心配かけて泣かすなんて…私は父親失格だな。」

「私も母親失格ですよ…。由里は一人で日本にいるのに…なのに手紙にあんな事ばかり書いて…。」

「私もいつも書いていたのに書かないで…一番寂しいのは由里だったのに…。」



お父さんとお母さんはあたしを見ながら言った。



そんな事…どうだっていい。



< 222 / 460 >

この作品をシェア

pagetop