君と私、海と空
私にとってこの世界が

私だけを拒絶しているかのように

思うようになっていた…

友達と笑顔で話す会話の中でも

やっぱり、どこか悲しく

思える時があった。

窓から見える空…手が届きそうで

届かない私の世界。

(女子A)「世凪?大丈夫?」

「何か悩むことがあったら言ってよね」

(世凪)「あっうん…ありがとう」

(女子A)「もしかして、悠斗君のこと」

(世凪)「何言ってるの…別にそうじゃないから」

(女子A)「やっぱり、そうなんだ」

(女子B)「そうなの♪世凪?」

(世凪)「もう!違うってば!!」

(女子A,B)「はいはい♪」

授業が終わって昼休みになり

私は一人屋上に向かった。

(世凪)「やっぱり、この町はきれいだな」

「みんな一生懸命に生きてる」

「私も頑張らないといけないのに…」

(悠斗)「何悩んでるの?」

(世凪)「悠斗君?そこで何してるの?」

(悠斗)「空見ながら考え事してたら…」

「いつの間にか寝てた。」

(世凪)「それで教室に居なかったんだ」

「先生が探してたよ。」

(悠斗)「マジで…」



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