君と私、海と空
あっという間に学校が見えてきて、

周りにはたくさんの学生が

一日一日を繰り返し

学び、考え、実践して成長していく。

何のために努力していくのかは

一人一人違うのに

世界は矛盾している。

私には自分が今どうしたいのか分からない・…

勉強、部活、食べる、眠る

本能のままの生き方しか知らない私は

本当に未来はあるのだろうか…

教室にはほとんどの生徒が

登校していた。

いつも通りの風景。

ただ時間だけが違っていく。

席について空を眺めていると・…

(女子A)「世凪!」

「聞いたよ!」

「あんた、佐藤君と一緒に来たんでしょう!」

(女子B)「いいな…」

「私も佐藤君一緒に登校したい。」

(女子A)「世凪、いつの間に仲良くなったの?」

(世凪)「別にそいうわけじゃないから・…」

「ただ、たまたま一緒になっただけだから。」

(女子B)「本当に?」

(世凪)「本当だよ。」

(女子B)「ふーん…」

(悠斗)「ごめん…ちょっといいかな?」

(世凪)「何?」

(悠斗)「俺、弓道部に入るから。」

「よろしく。」

(世凪)「あっ…うん!!」

「こちらこそ、よろしく。」

(悠斗)「じゃあ。」

(女子A)「世凪、良かったじゃん♪」

「毎日、悠斗君と一緒にいられて」

(女子B)「私も弓道部に入れば良かった…」

「あ~。かなりショック…」

(世凪)「2人とも!!」

「変なこと言わないでよ!」









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