Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



――



えっ?

テーブルに豪華な朝食が!

「ルームサービスで頼んだから」

「は、はぁ」

朝食にもビックリしたが、社長が昨日と違う服着てる。

自分だけ着替え持ってきてるなんてずるい!

「何、膨れてんだ?」

「膨れてません」

「フッ 充分膨れてんだろ。河豚になってし」

ふ、河豚?

「ずるいです」

「何が?」

「社長だけ着替え」

「あっ、あぁ…忘れてた」

社長が寝室に入り何かを持って出て来た。

「ん」

封をした紙袋を差し出され

「えっ?」

「お前の下着」

「し、下着?」

何なのよ?

「この間、妹が持って来てくれたやつ。そのまま持って来た」

倒れて、社長の家に連れて行かれた時…妹さんが、パジャマやら下着持って来てくれたっけ。

「あ、ありがとうございます」

赤くなっちゃうじゃない。

社長に下着持たせるなんて

「着替えて来ます」

バスルームに行こうとすると

「覗かないから寝室で着替えろ」

私が疑い深そうな顔をしたのか

「鍵かけたらいいだろ」

ちょっと怒らせたかな。

「い、いえ。信じてますから」

慌てて寝室に入り、着替える。

ワンピースは まぁ いいか。




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