Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



家に着いて

ベッドに寝かすが

スーツのままってわけにはいかない。

仕方ない、スーツを脱がせて俺のスエットを着せる。

俺が女の服脱がせて、服着せるなんてありえねえ。

ちょっと手を出したい気持ちもあるが…

軽く唇に触れて、寝室から出た。

さてと、コイツの着替えとかいるな。

アイツに頼むか。


BuBuBuBu

「あ、兄さん 珍しいじゃない?電話してくるなんて」

「お前、今すぐ女物のパジャマとか下着とか病人が食えそうな物を持って来い」

「なんなのよ?誰かいるの?病人なの?」

ごちゃごちゃ煩い!

「詳しい事はお前が来てからだ」

「分かった。でもその人、どれくらいの体型なの?大体でいいからサイズを教えて?」

サイズか?

「身長は160よりちょい低い。体も華奢、胸もあまりでかくない」

「フフ… 凄くおおざっぱね。分かった、適当にみつくろうわ。あ、年頃は?」

「24だ」

「…了解」

電話を切り、とにかく熱を下げなきゃな。

タオルを濡らして額に乗せる。

あ、そうだ。

もう一回、妹に電話して水枕も持って来るように連絡する。

息遣いが荒い。

汗も掻いている。

大丈夫か?




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