Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
エレベーターで駐車場へ
「車で行くんですか?」
「あぁ、時間が早いから、ドライブするか」
「ドライブ! わぁ!う、嬉しいです」
ドライブすると言うだけでこんなに喜んでる。
暫く、部屋に閉じこもりぱなしだったからな。
「早く乗れ」
「はい」
嬉しそうに車に乗り込んでシートベルトを締めたのを確認して車をスタートさせた。
街中を通り抜け郊外へと…
時間的にも渋滞は無いから走りやすい。
海岸通りに出て
暫くは笑顔を見せてキョロキョロ景色を見ていたが…
ん?
急に静かに
「どうした?具合悪いか」
車を止めて
「あ、いえ。なんでもありません。大丈夫です」
「……」
「車から降りてもいいですか?」
「あぁ」
急いで車を降りて辺りを見回し
「いいですね~やっぱり。気持ちいいです」
大丈夫そうだな。