Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
今日の晩飯は中華のコースにした。
コイツの好みが分からないのもあるが、コイツならなんだって食うだろ。
「お前、目が輝いてんな」
「だ、だって美味しそうですよ」
「さっき ケーキを一個半も食って、まだ食べられるか?」
「はい。ケーキは別腹でしたから」
ケーキは別腹か。
「でも、これ全部食べたら太りますね」
「ん?どうかな」
「運動したら大丈夫でしょうか?」
「運動…いいかもな。二人で後からするか?」
「 このホテルにジムあるんですか?」
「いや、ジムはない」
俺がニヤニヤ笑うと、警戒するような目を向けて。
「二人きりでベッドの上で運動する」
声を潜めてそう言うと
固まった。
言った意味は伝わったようだ。