Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
あ、も、もしかして
「社長」
ギロッと睨まれた。
「あ、すみません。恭介さん」
「……」
「間違ってたら、ごめんなさい。も、もしかしてヤキモチですか?」
社長はまたまた『はぁ~』と溜め息ついて
「お前、なんでそんなに鈍いんだよ?」
鈍いって言われても。
「す、すみません。で、でも」
「ん?」
まだ片眉上がってるし。
「い、いやヤキモチ妬く理由が分からないです」
「はぁ?」
社長が驚いたように私を見る。
そ、そんなにマジマジ見られると恥ずかしい。
「だ、だってあの人は、確かに初恋の人で、フ、ファーストキスの、あ、相手かも知れませんが、8年以上も前のまぁ、いい思い出でしかないです。今の、わ、私は」
「ん?」
ちょっと顔が優しくなってきてる。
私の言いたいこと分かってるんでしょう?
「その続き言って」
耳元で囁かれた。
「社長~」
「社長じゃない」
「恭介さん、恥ずかしいです」
「恥ずかしくない。言って」
意地悪だ。