Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



あ、も、もしかして

「社長」

ギロッと睨まれた。

「あ、すみません。恭介さん」

「……」

「間違ってたら、ごめんなさい。も、もしかしてヤキモチですか?」

社長はまたまた『はぁ~』と溜め息ついて

「お前、なんでそんなに鈍いんだよ?」

鈍いって言われても。

「す、すみません。で、でも」

「ん?」

まだ片眉上がってるし。

「い、いやヤキモチ妬く理由が分からないです」

「はぁ?」

社長が驚いたように私を見る。

そ、そんなにマジマジ見られると恥ずかしい。

「だ、だってあの人は、確かに初恋の人で、フ、ファーストキスの、あ、相手かも知れませんが、8年以上も前のまぁ、いい思い出でしかないです。今の、わ、私は」

「ん?」

ちょっと顔が優しくなってきてる。

私の言いたいこと分かってるんでしょう?

「その続き言って」

耳元で囁かれた。

「社長~」

「社長じゃない」

「恭介さん、恥ずかしいです」

「恥ずかしくない。言って」

意地悪だ。


< 309 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop