Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



朝6時

慌てて熱を計りっと―36度6分…大丈夫ね。

急いで熱いシャワーを浴び髪を洗い、コーヒーとトーストで朝ご飯。

化粧をして

顔色が少し悪いからチークをいつもより濃いめに入れてっと。

スーツを着て準備完了。


時間は 7時25分

うん、大丈夫。


ピンポーン

ほら、来た。

「はい」

「開けろ」

相変わらずエラソー

「今、降ります」

「…熱は?」

「6度6分です」

「嘘じゃないな?」

何処まで信用しないのかしら。

「嘘ついてません」

「分かった。じゃあ降りて来い」

「はい」

急いで鞄と携帯を持ち、鍵をかけて下に降りる。


「おはようございます。昨日は、ありがとうございました」

私の顔を覗き込み、額に手を当てて

「顔色は少し悪いが、熱はないな」

「はい」

「じゃあ車に乗れ」

「はい」

車が発進した。


会社に着いて

「社長、ちょっと副社長室へ挨拶に行きます」

「……」

社長はさっさと歩いて行った。


コンコン!

中から

「はい」

「失礼します」




< 80 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop