ガラスの十字架【短編*完結】
僕の顔色は相当悪かったのか……
せれなさんは不安そうに僕を見つめていた。
『……はい、平気です。』
なんとか口元をほころばせて、僕は言った。
『…君、ここのスーパーのバイトの子?』
あの男が、僕に話しかけた。
『……はい。』
頭痛に顔が歪む……
『ちょっとせれなと話しがあるんだ。君は仕事に戻ってくれるかな?』
…子供扱いしたような嫌みな話し方に
蓮ではなく僕自身が苛立ちを感じた。
この男への…憎しみが込み上げる。