唯一の愛しいDoll
暫くしたら部屋に着きました


不思議な事にこの部屋は洋風な造りの部屋でした

ジル様のお家は洋風と和風どちらもあるらしいのです


「さて、まずはお前に名前を付けなければならないな」


『はいです』


抱っこされた状態のままジル様が椅子に座られたのでジル様の膝に座る形になってしまいました

そして今ジル様は私の名前を考えて下さっているようです


「決めた
お前の名前は《セナ》だ」

『セナ…セナ
とても嬉しいです』


ジル様から貰った名前はとても綺麗な響きを持っていました

嬉しさと何だか恥ずかしさから顔に熱が上がって来るのが分かりました


今、私の顔は真っ赤だと思います
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