好きとごめんのその先に
「……ふーん…」
数秒の沈黙を破ったのは、奏多。
「…分かった。ゆりちゃんがそう言うなら、もういいよ」
「……っ」
“もういい”
その言葉に、胸が一瞬ドキリ。
とうとう呆れられてしまったのかな……
……そう思ったけれど。
胸を巣食う不安も束の間。
「ちゃんと断ってきたから大丈夫だよ!」
そう言って笑った奏多の表情に、ほっと胸を撫で下ろした。
…奏多が“大丈夫”って言うんだから、きっと大丈夫。
そう自分に言い聞かせ、微笑み返した