好きとごめんのその先に


「ゆーりーちゃーん!!」



そんな静かな空間に、突如響く大声。



思わずびくっと体が跳ねてしまう。



時計を見ると8時前を差していて、もうそんな時間かって、1人呟く。



「ゆりちゃんおはよう!」


「おはよう」



扉を開けたそこに、なんとも眩しい笑顔。



家が近いこともあって、奏多は毎朝迎えに来てくれる。
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