びたーちょこれーと。






飯田と睦月を重ね合わせてしまうこの愚かさ。


自分が恥ずかしい。



数日前話した睦月の顔が頭から離れない。


俺とは違う学校の制服を着て、違う校舎で違う人達に囲まれて生活している。




何となく寂しい。



寂しがり屋か俺は。



「卯月ー」


呼ばれてハッと我に返り、立ち上がった。



今は一人で居ると睦月のことばかり考えてしまうから、出来るだけ友達と過ごすようにした。






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