びたーちょこれーと。
長月は唇を切って血が出ている。
その他にも怪我をしていた。
「長月…馬鹿………!」
未琴ちゃんが長月に抱き着いた。
「ありがとう…」
未琴ちゃんの思わぬ行動に長月はフリーズしていた。
長月はそのあと未琴ちゃんにメアドを教えて、家族の元へ戻った。
「大丈夫か?あいつ…」
椿本が呟く。
恐らくあいつとは渡井だ。
「さぁな」
卯月はしれっとしていた。
「渡井なんかね、知らない
未琴ちゃんを傷付けるなんてさ」
「だな」
正樹も頷く。
「未琴ちゃん、帰ろ?」
振り返ると、未琴ちゃんは前に倒れようとしていた。
すかさず卯月と椿本で未琴ちゃんをキャッチ。
椿本が未琴ちゃんをおぶった。