びたーちょこれーと。






睦月の言いかけたのは、多分
"長月が好き"

つまり、水無月は望夢が好きってことだ。



完全に失恋だ。



そのあと、時間ギリギリに到着し、望夢は水無月を抱えたまま宿屋へ行った。



「なんだよ、師走が水無月抱っこすれば良かったじゃん!」

班が同じ奴に尤もなことを言われた。


「……だな」



ムカつくくらいすっきりした青空を睨みながら、ジャージの裾を契れんばかりに握った。






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