華麗なる偽装結婚
――――「………阿美子…?」
再び目覚めた俺は隣にあるはずの愛しい温もりがない事に気付いた。
「……あれ…?
阿美子?」
そっと起き上がり辺りを見回した。
「…………?」
そのまま部屋を出てリビングに行く。
ふと視界に入ってきたテーブルの上の紙にビクッとする。
ゆっくりと近寄り上から見下ろした。
「……!」
そこには離婚届と指輪がひっそりと置かれていた。
ガタッ!
跳び跳ねるようにクローゼットへと向かい扉を開いた。
「………嘘だろ」
そこに彼女の服は一枚もなかった。