これを運命とするならば
そこに普段の三柴さんの面影は全くない。
とろんとした目。
ふらつく身体。
苦しそうな息遣い。
…特に、あの金色の瞳が全く輝きを放っていなかった。
「薬飲みました?ご飯は?」
そう私が訊ねても返ってくるのは弱々しい視線。
一人で寝るには広すぎるベッドに横になった三柴さんを見下ろして私は苦笑いを浮かべた。
「くすり、ない…」
「だろうなと思いましたよ。今から買ってくるんでこれ食べて待っててもらえますか?」
私は買い物袋からゼリーとスポーツドリンクを出すとサイドテーブルに置く。
力なく頷いた三柴さんを見て、私はほっと小さく息をもらすのだった。