これを運命とするならば
三柴さんがゼリーを食べ始めたのを見届けたあと、マンションの鍵と一緒に三柴さんの財布を無理矢理持たされた私は、駅のすぐそばにあるドラッグストア併設型のスーパーに来ていた。
あの感じだと体温計も持ってないんだろうと思い、一番安い水銀型の体温計や風邪薬、栄養ドリンクを買って。
ついでに消化のよい食べ物をスーパーで買って。
再びあのマンションのエントランスに立つ頃には両手が塞がれていた。
「…何やってるんだろう」
今日何回目かのぼやき。
でも、不思議と苦痛ではなかった。
…普段見れない三柴さんの様子に、たまらなく母性本能がくすぐられている。ギャップ萌えってやつなんだろうなぁ。