桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー
「……。」


武琉「ずっと分かってたんだ。


でも…もう俺も限界なんだよ…。」


「それでも絵理はお前のことを…」


武琉「絵理は…気付いてないんだ…。


最近さ…
喧嘩も増えて、一緒に入る時間も短くなって
好きなはずなのに…一緒にいたら苦しくなってさ…。


俺だってホントは別れたくなんかねぇよ…。


でも…もうそれしかねぇんだよ…。


もっと早くそうしなきゃいけなかったんだ…。」


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