桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー








私は公園のベンチに座り込んだ。


もう少しだけ一緒に居たかった。


それだけで…


それだけでよかったのに…。


最後に見た武琉の笑顔を思い浮かべる…。


こんなに…
こんなに胸が苦しくなるのに…


それを恋って呼んじゃいけないの?

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