俺様王子は運命の人。


「忠告?」

「うん。まゆと俺は婚約してるから」



・・・え?

えぇぇえええぇぇぇええええ!?


「な、何言ってんの!?」

「約束したろ?結婚しようって。」

「だって、小学生の時だよ!?」

「俺は忘れてない。」



今さら遅い。

あたしは忘れた。






正確には忘れなきゃダメだった_。








「んー婚約とかどうでもいいけど、ヒロも本気だよ?」








織乃はあたしに真っ直ぐな目で言った。
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